魅月・年齢
19歳(「執事のいる生活~新人執事・魅月~」当時)
・身長
171cm
・体重
60kg
・誕生日
1月5日
・血液型
O型
・趣味
お嬢様のことを考える
実家の祖父母に手紙を書く
・特技
ルービックキューブ
・その他:
執事学校を普通(…よりも少し下)の成績で卒業後、
お嬢様のもとへお仕えし、一目惚れ。
従僕(フットマン)からスタートした執事生活だったが、
お嬢様に対する愛を周囲に猛烈にアピールしていたことが功を奏し、
早い段階でお嬢様のお世話係に任命されることになる。
そんなこともあって、まだまだ能力的には半人前なところも多々。
全ての行動原理が「お嬢様のために」ということになりがちで、
普段からお嬢様に楽しんでもらえるには、癒してもらえるには…
ということを考えているが、そのせいで肝心の仕事が疎かになることも。
想いが先行してしまっている現状、執事として一人前になれるのはいつの日か。
週に1-2度、祖父母に対して
「おじいちゃん・おばあちゃんへ」から始まる手紙を書いており、
自分の身の回りのことを報告をしている。
ただ、そのほとんどがお嬢様への愛で綴られており、
初めのうちは無事に働いている孫に対して安心する祖父母であったが、
最近ではほんのちょっぴり孫が不安。
・ひらめの蛇足
僕の中で魅月は「最強の童貞」という位置づけです。
女性経験がないときって、恋愛に対して斜に構えてしまったり、
想いが素直に伝えられなかったり、嫉妬してしまったり…
などなど、色々とマイナスなことを考えることも多いと思うのです。
(もちろんそれは童貞だけに限りませんが…)
でも魅月の場合
「俺はお嬢様が好き!」
という感情に対して、
ブレることなくひたすら真っ直ぐ動いていける子なので、
こう…最強だなあと(笑)
魅月という最強の後輩がいなかったら、
火織はきっといつまでも我慢し続けてお嬢様にお仕えしてたんだろうなと思います。
それはそれで、火織もある意味最強だなと思ったりもしますが。
余談ですが、最初は各トラック終了時に、
祖父母に対して魅月が手紙を送る…というシーンを入れる予定でした。
なんかうまくまとまらず没にしてしまいましたが…。
火織・年齢
25歳
・身長
182cm
・体重
68kg
・誕生日
8月3日
・血液型
A型
・趣味
紅茶
・特技
テニス、チェス
・その他
魅月と違って執事学校へは行っておらず、
子供の頃からお嬢様の屋敷で執事としてお仕えしていた。
執事としての教育は幼少より受けているため、
自分の中の理想の執事像に対しては結構頑固なところがある。
特技はテニスやチェスだが、その他のこともそつなくこなす。
が、その分一つのことが抜きん出て凄い…ということがない、器用貧乏なタイプ。
本人としてはテニスやチェス、その他の練習に対して、
お嬢様やお客様のお相手をするための、
執事としての当然の責務だと思っているが、
実際のところはお嬢様に対する欲を抑えるため、
気を紛らすために毎夜様々なことを練習した結果である。
趣味らしい趣味はあまりなく、あえていえば紅茶を飲むこと。
紅茶の味が好きというよりも、
お嬢様にお出しする紅茶を考えることが好き。
・ひらめの蛇足
当初の予定では、火織はお嬢様の幼なじみ兼執事、という設定でした。
なので、最初の方に書いていた没シナリオを読み返してみると、
タメ口だったりちょっと偉そうだったりと、今の火織とずいぶん違う感じです。
ただそれがイマイチしっくり来なくて、あーでもないこーでもないとかなり悩んだ覚えがあります。
で、一旦火織というキャラクターは置いといて、
「もし魅月が後輩として入ってきたら、他の先輩はどう思うだろう?」
と僕なりに考えた結果
「しんどい」
でした(笑)
自分は一生懸命に想いを秘めているのに、
後輩がぐいぐいとお嬢様のこと好きアピールをしている…
うわーこれは焦るだろうなー辛いだろうなー…と。
そこから「禁欲執事」を思いついて、以降はすんなり書けた気がします。
水桐・年齢
18歳(魅月の2個下)
・身長
169cm
・体重
56kg
・誕生日
10月2日
・血液型
O型
・趣味
特になし
(後に、紅茶を飲むことが趣味に)
・特技
暗算
30分単位で大体の経過時間を把握することができる
(以下、ネタバレがありますのでまだ聞いてないという方はご注意くださいませ)
・その他
幼少期の頃から、厳しい教育方針のもとひたすらに勉学に励んでいた。
(魅月も同じように厳しく躾けられていたのだが、残念ながらあまりいい成績を出すことが出来ず。
結果、執事学校に入るため、家が近かった祖父母の家に行くことになる)
難しい問題を解くこと、試験を突破することに特に喜びを感じるというわけではなく、
それが自分の使命であり、当然なすべきことだと考えていた。
だが、大学受験時、急にそのことに疑問を覚え手が止まってしまい、不合格となってしまう。
魅月とはメールでやり取りをしていたが、魅月が頻繁に送ってくるのに対し、
たまに水桐が簡潔な言葉で返す…といった感じ。
(メールを読むことはとても楽しかったのだが、どういう返事をしたらいいかわからないだけ)
魅月にお屋敷で働いてみないかと誘われるまでは、ひたすら色々な参考書を買っては解きたい問題を探す…という日々だった。
・ひらめの蛇足
前作、執事たちのいる生活から実に一年以上も経ってしまいました。水桐、ようやくの完成でございます。
月・火ときて、さあ水…名前はどうしようか…すい、みず…みずき…あれ、みずきって音、月も水も入ってるんだなー、じゃあ月は魅月(みづき)で、水は”みずき”ってどうだろう!魅月の弟とか!ってところからスタートしました。
結果、さすがに同じ読み方だと分かりづらいかな…といったところで、水桐という名前になりましたが…。
ついでに”みずき”は木も入ってますし、みずき…みずきん…金!四つ子!なんてところまで妄想しましたが、さすがにそれはボツになりそうです。
みづき<オジョーサマ!
みずきり<オジョーサマ…
ひおり<アワワ…
みずき<オジョーサマ
みずきん<オジョーサマーー
(僕の脳内妄想が爆発してしまったときの未来。頑張れ火織!)
…さておき名前は決まりまして、今度はどんな子かなー魅月が「最強の童貞」だとして、ならば今度は「最弱の童貞」っていうのはどうだろうーなんてことを考え、んで、もちろん最弱って言っても色々な考えがあるかと思うのですが、今回は勝負の土俵にもあがれてない=知識がない、ということに焦点をあててみました。
そこまでは執事たちのいる生活〜魅月と火織〜の制作段階で既に考えていて、設定もだいぶ固まっていたのに…細部を決めるのにかなりの時間がかかってしまいました。
火織の時はおおまかなところに時間がかかってしまって、一度そこが決まったらすんなりと書けたので、完全に逆でしたね。
そういえば、おとな雑談の放送かな?で、前作「執事たちのいる生活」で、ちょっと次回作を考えてるからこそのシーンがある…という話をしたことがありまして、その場面は「魅月の誕生日」になります。
幼少の頃は魅月も両親から厳しい教育を受けていて、でも思うような結果は出せず、執事学校に入った理由もそんなに明確な目標があったわけではありませんでした。
それがお嬢様という太陽に出会ったことで、ようやく自分が輝くことができた、自分を持つことができた…という過去のことを色々思い返しての涙だったりします。
結局ここでこうして補足しないと伝わらないシーンってのもどうなんだって話ではありますが、当時はそんな想いで制作したよーといった裏話でした。
あと今作は、水桐がちょっとずつ成長していくだけでなく、執事たちも同様に時間が流れ、彼らも成長してるのだということも皆様に見て(聞いて)ほしくて、気づいたら一人三役の掛け合いというなかなかぶっ飛んだトラックを制作していました。
収録も編集も、苦労しました…!(笑)
魅月がいなければ火織は今のようになってなかったでしょうし、魅月と火織がいなければ水桐も停滞した日々だったと思います。そして何よりもお嬢様がいてこその3人であり…手前味噌ですが、いいお屋敷になったかなーと思っています。